50代以上のスマホ利用が進む

「1年前と比較して50代以上のスマホユーザーが増えた」、そう報告するのは、10日、ニールセンのWebサイトに掲載されたコラムです。アプリやWebサイトの利用状況を調査する「Mobile NetView」のデータをもとにしたもので、最新の利用動向が明らかになっているのです。これはまあ当然のことで、ガラケーに固執していた高年者もスマホを渋々使っているという構図ででしょう。調査によれば、1年前の2014年7月～9月と今回の2015年7月～9月で、スマートフォンユーザー数や利用時間を比較したところ、利用時間は3％程度の伸びに留まっているのですがユーザー数は17％増加して5000万人を突破したということです。年代別では、50代以上において、スマートフォンユーザー数が141％、利用時間が120％と大幅に増えていることがわかったのです。アプリの利用時間でも50歳以上の利用増が顕著ということですから、50歳以上の世代を意識したスマホがこれからどんどん増えていくことが予想されます。たとえば月に1回以上、利用するアプリの数は1.8個の増加、アプリの利用時間も128％となり、他の年代に比べて大きく利用が伸びているのです。