2018
「何をどうすればいいの?」 働き方改革の切り札とは
企業とそこで働くビジネスパーソンにとって、「働き方改革」はお馴染みの言葉となりました。6月末に国会で働き方改革関連法が成立し、日本は国を挙げて働き方改革の時代へと突入したのです。しかし、一口に「改革」と言っても、「何をどうしたらいいかわからない」と悩む企業は多いことでしょう。働き方の論点は多岐にわたっていて、企業によっても抱える課題が違うからです。そんななか、あらゆる働き方改革の土台になる新しい働き方として注目されるのが「テレワーク」です。これは、「tele」(離れたところで)と「work」(働く)を組み合わせた造語です。ICT(情報通信技術)を活用し、ビジネスパーソンが場所や時間を有効に活用できる柔軟な働き方を実現するというものなのです。平たく言うと、テレワークの職場では、必ずしも毎日午前9時に出社して、午後5時までオフィスで働く必要はないということです。働く人や業務の状況に合わせて、自宅やサテライトオフィス、移動中に立ち寄った街中の喫茶店などから、モバイルPCやスマホといったIT機器を使って仕事をすることがきるという働き方なのです。